概要
こちらの本は、土壌改良や種まき、苗の植えつけ、病害虫対策など、家庭菜園をする際の基本的な技術を解説しています。
個別の野菜の栽培方法も紹介・解説しており、果菜（イチゴ、トマトなど）、葉菜（キャベツ、タマネギなど）、根菜（ジャガイモ、大根など）など家庭菜園でよく作られる64種類の野菜について栽培方法が掲載されています。
また、注目野菜として近年注目されている西洋野菜（アスパラガス、コールラビなど）、中国野菜（ターツァイ、チンゲンサイなど）、在来野菜（ニラ、ミョウガなど）の栽培方法を解説しています。
基本技術や個別の栽培方法は、フルカラーの作業中・現場風景写真付きで解説されており、分かり易くなっています。
個別の野菜の栽培方法の解説ページでは、下記の情報が紹介・解説されています。
基礎データ：科名、原産地、別名・地方名、果菜の場合は1株当たりの平均収量。
特性：生育適温や好む気候、その他生育特性。
主な品種：人気の品種やつくりやすい品種の紹介。
栽培のポイント：
- 土づくり：連作障害の有無や基肥量、畝の幅・高さなど植え付けを行うにあたっての畑の下準備を説明。
- タネまきと植えつけ：種まきの時期・方法や植え付け方法について説明。ここに畝の説明がある場合もあります。
- 管理：追肥や土寄せ、病害虫対策について、時期・方法の説明。
- 収穫：収穫時期の目安や方法の説明。
栽培の手順：畝立てや種まき・育苗、誘引などの栽培手順をカラー写真付きで説明。『栽培のポイント』を補足するよう形です。品種によって説明量にばらつきがあり、人気品種や作業が分かりにくいものは写真多めの印象。
栽培作業暦：寒冷地、暖地、中間地の栽培・育成サイクルと、施肥や除草などの栽培管理をスケジュール表で表示。
その他にも、ベランダでできる家庭菜園として、サラダ野菜の寄せ植えや、塀やフェンスに沿わせる形でのつる性野菜のコンテナ栽培方法を紹介しており、畑がない方でもできる家庭菜園方法が提案されています。
土づくりから農薬の使い方・注意点、個別の野菜の栽培方法、日常の管理などが分かり易く書かれており、家庭菜園初心者にお勧めの一冊です。
