今回は農文協の「フロントガーデン」を
ご紹介します。
ページ数：95p
寸法：20.8 x 14.8 x 1.2 cm
出版社：農山漁村文化協会
刊行日：2011-03
こちらの本は、玄関や駐車場のように、
道路から見えるその家の顔ともいえる場所にある
小さな花壇（フロートガーデニング）について
プロのガーデナーが実践しているテクニックを
実例を交えて紹介してくれています。
全3章で構成されており、
1章では小さなフロントガーデン、
2章では日陰のフロントガーデン、
3章ではローメンテナンスのフロントガーデンについて
紹介しています。
よく園芸の本では立派な庭の、
色鮮やかなガーデニング写真が載っています。
それはそれでとてもきれいだし参考になるかと思いますが、
ちょっとスケールが大きすぎて、うちの玄関先ではなかなか・・・
ということがあるかと思います。
こちらの本では実際に小さなスペースを
使った実例・施工例が複数載っており、
さらに、before・after形式になって、
ここをこう変えるとこうなるんだというのが
視覚的にわかりやすいです。
また、作業風景と解説も載っており、
お家で実践する際も参考になるかと思います。
1章は、使えるスペースが小さい場合に有効な
フロントガーデンのテクニックについてです。
小さい玄関先のスペースを、
軒先や塀・フェンスなどと一緒に
立体的にコーディネートされています。
2章は、日陰のスペースで使える
フロントガーデンのテクニックについてです。
日陰でも大丈夫な植物や見た目が映える植物、
土壌改良についても実例・写真を交えて
紹介してあります。
3章は、少しの手間で維持できる、
ローメンテナンスなフロントガーデニングの
ポイントを紹介しています。
一年間を通してなるべく植え替えが少なくて済む
お花の組み合わせや、
雑草は生えにくい、または、目立ちにくい庭造りのコツが
載っています。
さまざまなコツや知恵の詰まった本で、
要所要所で実際の作業の説明も載っています。
ただ、写真のようにする工程がすべてが
解説されているわけでもないので、
気に入った配置やコーディネートがあれば、
自分で工夫しながら取り入れていくといった感じに
なるかと思います。
