47都道府県・地野菜/伝統野菜百科

47都道府県・地野菜・伝統野菜百科

 

今回は、丸善株式会社の「47都道府県・地野菜/伝統野菜百科」を

紹介します。

 


ページ数:352 p

寸法:19.2 x 13.8 x 3.2 cm

出版社:丸善

刊行日:2009-11-28

 

 

概要

 

こちらの本は、47都道府県の地野菜・伝統野菜を、県ごとの気候風土と

併せて紹介しています。

また、名称のみではありますが、地域の野菜料理、特産加工食品も

紹介しています。

 

巻末には各都道府県の地野菜・伝統野菜をピックアップし、

特色とおすすめの調理方法が収録されています。

 

 

目次

 

本書は2部構成となっており、

  1. 概説:古代からの日本人と野菜の付き合い方や日本の野菜の原産、地野菜・伝統野菜とはなにかなどについて説明。
  2. 都道府県別 地野菜・伝統野菜とその特色:各都道府県の地野菜・伝統野菜の紹介。

 

第2部の各都道府県の地野菜・伝統野菜の紹介のページでは下記について記載されています。

  • 地域の特色:各都道府県の気候風土、主要な農産物について説明。
  • 知っておきたい地野菜・伝統野菜:地野菜・伝統野菜の名前、主な産地、特徴、旬などについて説明。
  • 地域の野菜料理:野菜を使った郷土料理名を列挙。
  • 加工食品:野菜を使った特産の加工食品名を列挙。
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内容紹介

第1部 概要

古代~昭和までの間の、日本人と野菜の歴史について記述されています。

縄文時代、鎌倉時代、江戸時代などそれぞれの時代にどういった野菜が日本に伝わり、

また、どのような階級の人がどのような野菜を食べたかなどを

調理法の変化にも触れながら解説しています。

第2部 都道府県別 地野菜・伝統野菜とその特色

各都道府県の地野菜・伝統野菜について、気候風土も交えて説明しています。

都道府県によってページ数が異なり、記述の多い県は12ページ、

少ない県だと3ページほどのところもあります。

秋田県、山形県、新潟県、茨城県は10ページ程度紙面を割いており、

記述が充実していました。

少し残念だったのは写真がほとんどなかったことです。

地野菜の写真が見てみたいという方は、

2016年12月に、本書の共著者である堀知佐子氏が

児童教育向けの、写真をメインにしたビジュアルブック

「47都道府県ビジュアル文化百科 地野菜/伝統野菜」

という本を出版されました。

管理人は未読なので内容を詳しくは知らないのですが、

全国の大根やカブ、ネギなどを写真付きで比較しているようです。

最後に

日本各地の地野菜・伝統野菜が載っており、全国にどんな地野菜があるのか

調べてみたいといった方にはピッタリの本だと思います。

食品学のエキスパートである鎌倉女子大学名誉教授・成瀬宇平氏、

栄養士兼食生活アドバイザー・堀知佐子氏の共著ということもあり、

ところどころ調理方法や味について豊かな描写があります。

また、地野菜特有のちょっと変わった名前の由来や誕生秘話も面白いです。

ただ、本のボリュームの制約の関係か、野菜により記述量に偏りがあるため、

さらっと触れられているだけの野菜も多いです。

なので、特定の地野菜について深く知りたいと思って本書を購入すると

満足できないかもしれません。

逆に本書で名前や産地にあたりを付けて、そこから個別に深く調べると

いった利用方法に向いているように思います。

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