
今回は、日本ヴォーグ社の「花の本」を
ご紹介します。
ページ数:206p
寸法:27.6 x 22.6 x 2 cm
概要
こちらの本は、1982年に亡くなられたモナコ公国グレース・パトリシア・ケリー大公妃の
著書の復刻版となります。
花を愛し、ご自身でも押し花アートに精力的に取り組まれていましたが、
本書でもその作業風景や作品の写真が載っています。
また、本のタイトル「花の本」という名の通り、
様々な花について歴史的な逸話や、
広い交友関係から様々著名人との花に関するエピソード、
美術や音楽など芸術の中にある花たちの姿が紹介されています。
どのエピソードも単に起きた出来事の羅列といった単調なものでなく、
ユーモアや示唆に富むものでした。
花好きの方にはご自身で花を使った香油などを作られている方も
いらっしゃるかと思いますが、本書ではお話の中に
16~18世紀の花を使った軟膏や香料、お酒などのレシピが登場します。
ポマンダー(匂い玉・お守り)や匂い袋、
ワインの香りづけ、エニシダのお酒のつくり方など、
取り入れることができるもの・できないものいろいろありますが、
その当時書かれた書物をもとに、分量も割と具体的に書いてあるため
ついつい試してみたくなります。
現代ほど科学や医学が進んでいない時代に、
時に食卓を味覚でにぎわわせ、時に匂いで心を安らかにし、
時に薬草として体調を整えたりと
完全に生活の一部である花との密接な距離感。
その距離感に少し憧憬を感じてしまいます。
大公妃が本書の冒頭語られている、
花が与えてくれる歓びと満足に
心癒される一冊となっています。
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目次
日本の皆さまへのメッセージ 花を愛するあなたに
1 歓びと発券
2 モナコのガーデン・クラブ
3 私の好きな庭
4 押し花画 私の押し花画集
5 薬草
6 野生の花
7 香りの庭園
8 ポプリと香料
9 食べ物と飲み物
10 バラ
11 花の伝説
12 美術
13 詩
14 文学
15 バレエと音楽
16 結婚式の花束
17 ヨーロッパのなかのアメリカ
18 家庭で
19 日本の自然と花への接し方
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