今回は、八坂書房の「西洋中世ハーブ事典」をご紹介します。
ページ数:171p
寸法:19.4 x 13.2 x 2.6 cm
出版社:八坂書房
刊行日:2009-02-01
概要
こちらの本は、中世ヨーロッパの本草書をもとに、当時ハーブがどのような目的でどのように使用されていたのかを記した一冊です。
また当時のハーブにまつわる説話なども語られています。
巻頭に、18世紀に出版された「薬用植物誌」より抜粋されたカラーの植物画が載っているのですが、こちらも美しく見ごたえがあります。
本書はキュレーターとして長く活躍したマーガレット・B・フリーマン氏(1899~1980)の著書を、植物文化史の専門家である遠山茂樹氏が翻訳したものですが、日本人にはなじみのない文化や単語、言い回しについて遠山氏が註釈や付記がしてあり、理解を促してくれます。
中世の時代、民間療法として使用されていたハーブですが、そこには多分に誤用が含まれていました。
そういった誤用や、誤用が生まれるもととなった言伝えも語られており、読み物としても楽しむことができます。
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目次
- カラー口絵図版
- はじめに
料理用ハーブ
- Anise/アニス
- Basil/バジル
- Sweet Bay/ゲッケイジュ
- Borage/ボリジ
- Caraway/キャラウェイ
- Clary/クラリーセージ
- Coriander/コリアンダー
- Cumin/クミン
- Dill/ディル
- Dittany of Crete/クレタ・ディタニー
- Elecampane/エレキャンペーン
- Fennel/フェンネル
- Hyssop/ヒソップ
- Mallows/マロウ
- Marigold/キンセンカ
- Marjoram/マジョラム
- Mints/ミント
- Parsley/パセリ
- Peony/オランダシャクヤク
- Primrose/プリムローズ
- Cowslip/カウスリップ
- Rue/ヘンルーダ
- Saffron Crocus/サフラン
- Sage/セージ
- Savories/セイボリー
- Tansy/タンジー
- Tarragon/タラゴン
- Thyme/タイム
治療用ハーブ
- Agrimony/アグリモニー
- Aloe/アロエ
- Lemon Balm/レモン・バーム
- Betony/ベトニー
- Bugloss/ビューグラス
- Celandine/セランダイン
- Chamomile/カモミール
- Chaste Tree/イタリアニンジンボク
- Colchicum/コルチカム
- Columbine/セイヨウオダマキ
- Cuckoo-pint/クックーパイント
- Feverfew/フィーバーフュー
- Poison hemlock/ドクニンジン
- Houseleek/ヤネバンダイソウ
- Ground Ivy/グランド・アイビー
- Lilly of the Valley/スズラン
- Mandrake/マンドレイク
- Myrtle/ギンバイカ
- Opium Poppy/ケシ
- Pennyroyal/ペニーロイヤル
- Periwinkle/ヒメツルニチニチソウ
- Pimpernel/ルリハコベ
- Southernwood/サザンウッド
- Spurge/スパージ
- Stramonium,Thornapple/ヨウシュチョウセンアサガオ
- Wild Strawberry/エゾヘビイチゴ
- Vervain/バーベイン
- Wallflower/ニオイアラセイトウ
- Wormwood/ニガヨモギ
- Yarrow/セイヨウノコギリソウ
毒性ハーブ
- Aconite,Monkshood/ヨウシュトリカブト
- Black hellebore/クリスマスローズ
- Stavesacre,Larkspur/ヒエンソウ
芳香性ハーブ
- Costmary/コストマリー
- Iris/アイリス
- Lavenders/ラベンダー
- Madonna Lily/マドンナ・リリー
- Roses/バラ
- Sweet Violet/ニオイスミレ
- Sweet Woodruff/スイート・ウッドラフ
- 付:カール大帝の庭のハーブ
- 訳者あとがき
- モノクロ図版出典一覧
- 植物名索引
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