今回は、ぱる出版の「誰も教えてくれない[農業]商売の始め方・儲け方」をご紹介します。
ページ数:207p
寸法:21 x 15 x 2 cm
出版社:ぱる出版
刊行日:2008-11-01
概要
こちらの本は、趣味ではなく商売として農業をするためにまず抑えなくてはいけない事柄を分かり易く教えてくれます。
商売として農業をしていくための心構えや、【稲作】、【野菜栽培】、【酪農】などの特徴と新規就農者がそれらを始める際の注意点も記載。
さらに、農地の取得方法やアドバイスも1章使って説明してくれています。
文体も平易で読みやすく、窓口で就農の説明を聞いているような丁寧な説明です。
とにかくデータが豊富で、「就農時の望ましい自己資金額と実際の新規就農者の平均自己資金」、「初年度平均売上高」や「農業機器や農地の価格の目安」、「新規就農者の販路」、面白いアンケートデータとしては、新規就農者が農業所得で生計が成り立っているか、不足分を何で補っているかという質問・回答です。
その結果はとても現実的で、こういった情報による準備や心構えは真剣に専業農家になることを考えている方には必須のものだと思います。
農業に興味のあるかたや、就農を決意し準備を始めた方にお勧めの一冊となっています。
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目次
農業へのフローチャート
序章 農業生活を実現するためには何が必要か
- 1.今が就農のチャンス!
- 2.新規就農者とは、いったいどんな人?
- 3.農業生活を実現するためにまず必要なこと
- 4.農家は「個人事業主」という認識を持とう
- 5.自分がやりたい農業の「経営像」を具体的に描こう
- 6.収納場所を“経営的視点”で選ぶための5つのポイント
- 7.農業生活を実現するための4つの課題
- 8.「自分は何がしたいのか」を改めて考えてみよう
第1章 どんな農業をやりたいかをはっきりさせよう
- 1.どんな農業をしたいのかをはっきりさせよう
- 2.作りたい作物を選択するときの基本
- 3.理想の経営スタイルをイメージしてみよう
- 4.【稲作】
- 5.【野菜栽培】
- 6.【果樹栽培】
- 7.【花き栽培】
- 8.【酪農】
- 9.【自然養鶏】
- 10.【有機農業】
- 11.就農1年目ではどんな作物を栽培しているのか?
第2章 就農準備はあせらずじっくり進めよう
- 1.夫婦で始めたあこがれの有機農業で格闘する日々
- 2.有機農家での研修で技術と村社会の基本を学ぶ
- 3.生産者グループへの出荷が新規就農を支えた
- 4.就農1、2年目は「田舎の流儀」を受け入れることが大切
- 5.経営ビジョンを明確にしてから行動しよう
- 6.就農に関する相談はここにしろ!
- 7.めざす農業に適した就農地域を選択しよう
- 8.農業技術はどこで習得できる?何を習う?
第3章 就農後に無理をしないよう自己資金はしっかり確保しよう
- 1.営農資金と生活資金を考えて綿密な資金計画を練ろう
- 2.自己資金はどのくらい用意すればいいの?
- 3.公的な支援制度を上手に利用しよう
- 4.若い人ほど支援措置などでお金を借りやすくなっている
- 5.農業機械や施設にはどれくらいのお金がかかる?
- 6.農機具を購入する際の6つのポイント
第4章 「農地」を取得する方法
- 1.農地取得という高いハードルを越えよう
- 2.農地の取得には農業委員会の許可が必要
- 3.農地の取得には様々な条件がある
- 4.農地は時間をかけてあせらずに探そう
- 5.どんな農業をしたいかによって農地選びは違ってくる
- 6.気になる農地のお値段は?
- 7.購入ではなく借入という方法を考えたい
- 8.農地に住宅や施設を建てるには許可がいる
- 9.田舎では農地と同様に住宅の確保も困難?
第5章 確実に収入を得るためには「儲けのしくみ」を確立しよう
- 1.農業所得だけで食っていける分岐点は500万円
- 2.作物別の販路の特徴を知っておこう
- 3.新たな受難を抱えるコメ農家の活路とは?
- 4.前職の経験・人脈は田舎でこそ生きてくる
- 5.販路の基礎知識-【農協ルート】
- 6.販路の基礎知識-【直販・直売】
- 7.販路の基礎知識-【直売】
- 8.主婦をはじめ消費者への“ケア=付加価値”が直売のカギ
- 9.生産者グループによる共同集荷が有機野菜の活路
- 10.「都市型直販店」という形態に農産物の流通革命の兆し
第6章 “農業は商売だ”を実践している農業法人で働く方法
- 1.農業法人は若い人にとってビジネスチャンスの場
- 2.農業法人は一般の農家よりも儲かるのか?
- 3.農業法人の業務内容と雇用体制はどうなっている?
- 4.農業法人に就職するにはどうすればいいの?
- 5.農業法人はどんな人材を求めているのか?
- 6.「農作物は効率よりも安全」を経営理念に売上高2億円を実現―千葉県旭市・大松農場
- 7.法人組織化することで農業の可能性が広がる
- 8.農業法人は新しい人材を育てる場でもある
第7章 すぐに役立つ就農支援機関リスト
- ●就農支援機関
- 全国新規就農相談センター
- 都道府県新規就農相談センター
- 都道府県農業会議
- 社団法人日本農業法人協会
- 社団法人酪農ヘルパー全国協会
- ●農業研修・教育機関
- 就農準備校
- 全国農業大学校協議会
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