今回は東方出版の「越後の棚田 原風景に佇むとき」を
ご紹介します。
ページ数:163p
寸法:26.2 x 25 x 2.2 cm
出版社:東方出版
刊行日:2005-03
概要
こちらの本は、新潟県の山間の棚田の風景を、
1年を通して写しているカラー写真集です。
内容紹介
春来るもまだ雪の残る4月から始まり、
雪解けの始まりに春の訪れを感じさせる3月まで、
四季折々を写真に収めています。
印象的なのは、表紙にも載っておりますが、
様々な朱色に染る棚田。
朝焼け、夕焼け、さらに時間や場所が異なると、
全く違う顔となる。
私のお気に入りは、
まだ薄い雪が周囲を白く染める12月、
朝早く薄暗い中、棚田の水面を
朝焼けが朱く染めている風景写真です。
見開き2ページ(横幅50cmほど)の
大きな写真は、とても心に残ります。
そのほかにも、まるで日本昔話に出てくるかのような、
懐かしく、優しく、けど厳しい山間の生活を感じさせる
写真にあふれています。
写真家であると同時に、
棚田保存の運動もされている
著者の山本さんは、
新潟の200以上の市町村を回り、
2年余りかけて写真を撮影されたそうです。
著者の棚田に対する思いの詰まった写真集となっています。
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