今回は山と渓谷社の「盆栽時間-はじめての鑑賞入門」を
ご紹介します。
ページ数:143p
寸法:21 x 14.6 x 1.2 cm
出版社:溪谷社
刊行日:2004-04-01
概要
こちらの本は、盆栽の楽しみ方を、様々タイプの盆栽の写真を使って
教えてくれる本です。
全7章で構成されており、盆栽の楽しみ方から、
実際にちょっとした盆栽の作り方も紹介されています。
内容紹介
まず、1~3章で盆栽の種類や形、見方、目の付け所を説明しています。
盆栽の表情を決める、
- 根ばり、こけ順、幹肌
- 枝、葉、花、実
- 水吸い、舎利
について説明と見どころが述べてあります。
盆栽のかたちも、
- 模様木
- 直幹、斜幹
- 株立ち、双幹
- 文人木、懸崖
- 箒立ち、根連り
- 根上がり、石付き
などについて説明と見どころが述べてあります。
どれも写真付きで分かりやすいとともに、参考写真がきれいです。
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4章では、世界的に著名な盆栽作家・木村正彦さんと、
数々の賞を受賞されている、小品飾りの名手・加藤正男さんの
盆栽に対する考え方や、作品が紹介されています。
5章では、実際に簡単な盆栽を自分で作って
楽しんでみようということで、
1000円で作れるカンタン盆栽が紹介されています。
また、一緒に飾るオリジナル掛け軸のつくり方も
載っています。
6章は盆栽図鑑となっており、様々な品種の樹や花などの盆栽が
紹介、説明されています。
- 松柏-黒松、真柏、赤松、杉、一位、五葉松、杜松、石化ひのき、錦松
- 葉もの-榎、楓、縮緬かずら、山もみじ、にれ欅、におい楓、いぼた、欅、はぜ
- 花もの-野梅、紅梅、土佐水木、れんぎょう、屋久島ノイバラ、長寿梅、さるすべり、さつき、金雀花
- 実もの1-まゆみ、梅もどき、姫りんご、うぐいすかぐら、青葛藤、ピラカンサ、小姓梅、寒ぐみ、さるなし
- 実もの2-紫式部、梨、あけび、こまゆみ、ずみ、美男かずら、ブルーベリー、つる梅もどき、がまずみ
- 草もの-丹丁草、砂苔、蒙古ひとつば、ときわしのぶ、風知草、いたどり、せきしょう、つくしからまつ、小隈笹
7章は、全国の盆栽園が住所と電話番号付きで載っています。
盆栽といえば松の盆栽くらいしかイメージがなかった管理人ですが、
一口に盆栽といってもいろいろな種類があることを知りました。
特に実ものの盆栽は、写真自体がきれいということもありますが、
色鮮やかで、とても見栄えがするなあと感じ入りました。
皆様も、本書を手に取って奥の深い盆栽の世界の楽しみ方や
新しい盆栽と出会ってみてはいかがでしょうか。
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